国内外の歴史的建造物や既存ストックの構造や材料、歴史、修復・補強と保存活用に関する調査、実験的・解析的研究を行っています。
煉瓦造・鉄筋コンクリート造の重要文化財建造物の調査・修理、保存活用計画づくりなどの支援をしています。
1988年北海道大学卒業。1990年東京工業大学大学院修士課程修了。その後、日本大学にて助手、専任講師、助(准)教授を経て、2011年より教授、現在に至る。学位は「表層コンクリートの品質に関する基礎的研究」。この表層の研究をライフワークとし、コンクリートの物性研究、耐久性、非破壊・微破壊試験、コンクリート仕上げ材の不具合、解体等の研究に展開している。現在、日本コンクリート工学会自然環境下のコンクリート劣化研究委員会委員長、日本非破壊検査協会RC部門主査、同強度に関する研究委員会およびドローンの活用研究委員会主査、日本建築学会鉄筋コンクリート造建築物等の解体工事指針改訂小委員会主査。
鉄筋コンクリート構造の耐震性や鉄筋が腐食した鉄筋コンクリート構造物の力学特性について研究しています。また、地震の被害調査も行います。
土木構造物(特に鋼構造)の環境評価に関する調査と健全度評価法を開発しています。
国内外の歴史的組積造建造物の塩類風化進行の抑制のための物理環境制御により保存対策の提案を目的として、現地調査に基づく実験と解析により塩類風化進行の予測手法を開発しています。
既存建築ストックの調査・診断方法、補修・補強方法等に関する研究を行っています。
鉄筋コンクリート造重要構造物の維持管理に資する、ナノスケールの変質、メソスケールの損傷の発生メカニズム、それらがマクロな材料の力学物性に及ぼす影響に関する研究、ならびに数値計算によって変質が生じた場合の部材性能変化を表現する手法を開発しています。
地震・津波などの外力作用に対し建築構造物および非構造部材の損傷進展過程評価手法の開発によって,建築物が想定される様々な被災シナリオに対して発揮すべき適切な性能を合理的に設計できるようにするための基礎的研究を進めています。
構造解析、構造最適化、構造の健全性診断などに関する研究を行っています。このプロジェクトにおいては、補強前後の構造性能を評価する理論的・解析的方法を開発しています。